導入事例

ジョブ管理ツール*1との併用で、帳票作成を自動化
(EUC*2の例)

当ページでは、MTU Advanceのユーザー企業様におけるご活用の例として「ジョブ管理ツールを使用した帳票作成自動化の例(EUC)」についてご紹介いたします。MTU Advanceは業務システム上の大量データをスピーディに処理し、対象のソフトウェアである帳票作成ツールへと供給、一連のジョブを制御するのはジョブ管理ツール(運用管理ツール)です。

*1 ジョブ管理ツールとは?
ジョブ管理は、バッチ処理などシステムが実行する個別の処理(=ジョブ)をスケジューリングしたり、その進捗や処理状況・結果を管理する仕組みを指します。

*2 EUCとは?
EUCは、企業などで情報システムを利用して現場部門やその従業員が、自らシステムやソフトウェアの開発・運用・管理に携わることを指します。

登場するソフトウェアとその役割

ジョブ管理ツール
JP1/AJS3, Systemwalker Operation Managerなどに代表されるジョブ管理ツール*1を使って、MTU Advanceと帳票作成ツールを自動制御します。
ユーザー様が設定した実行条件(例:深夜〇時開始)が整った段階で、管理対象のソフトウェアにジョブの実行を指示。
指示を受けたソフトウェアからジョブの実行結果を受け取り、次に設定されたジョブを行うといったシステム全体の司令塔的役割を果たします。
MTU Advance
ジョブ管理ツールから実行指示を受け取ったら、業務システムDBへ接続して必要なデータを高速抽出します。
また、抽出したデータは帳票作成ツール側で扱いやすい適切なデータに加工(抽出・連結・集計など)してテキスト形式で供給します。
※MTU Advanceから出力するデータは、CSV・XML・JSON・HTMLなど、活用方法に合わせた様々な形式に変換可能。
帳票作成ツール
ジョブ管理ツールから実行指示を受け取ったら、MTU Advanceが用意したテキスト形式のデータファイルを使って、ユーザー様が予め定義した各種帳票を作成し出力(Excel, PDFなど)します。

システム全体の概要

システム全体の概要

業務システム上の大容量のデータを多面的に活用するため、外付けの分析システムを実現するためにMTU Advanceを組み込んでいます。

ユーザー様が利用しやすいExcelのブックファイルや帳票用のPDFといった出力を得るために、他のベンダー様の製品(帳票作成ツール)を利用していますが、多くの場合これらの製品では入力形式としてCSVなどのテキストファイルを要求するため、そのファイルはユーザー様がご用意しなければなりませんでした。

分析に必要なデータ量が膨大である場合、DBからのデータ抽出に掛かる時間がボトルネックとなる事が多く、結果的に納得のいく鮮度の高い情報が得られなくなってしまいます。
MTU Advanceの抽出・加工処理における高速性能が、このボトルネックを取り除くのに大きな効果を発揮します。

システムのポイント